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1階手前が貸店舗。1階奥と2階奥にオーナー様の居住スペース。2階手前並びに3階の2室が賃貸アパートとなる併用住宅。最寄り駅から徒歩3分、駅のホームからも伺え、商店街に面しているという立地条件に、重厚な煉瓦の外観のアパートメントのイメージが湧きました。赤い煉瓦に1階店舗スペースには石積みの白い塗り壁。また入口の門扉や共有階段、バルコニー手摺には黒いアイアンでアクセントを加えました。室内は、すべて天井壁ともドライウォールの塗り壁。それだけでも賃貸アパートでは見られない仕様かと思いますが、さらにお部屋ごとにテイストを変え、床にヘリンボーンあり。壁にパネル板張りあり。各部屋の扉のデザインやハンドル金物の色を変え、異なる雰囲気に仕上げてみました。塗り壁に塗装のドアやモールディングに違和感を覚える方々もいらっしゃるかと思いますが、長い将来のメンテナンスを考えたとき、幾度となく繰り返される壁紙の張替えによって痛む下地の石膏ボードや傷付けられたドアやモールディングなど、下地を痛ませることなくパテや塗り替えで元の姿によみがえらせることができ、また、デザイン性においても輸入建材は不変的なものなのでいつまでも同じ雰囲気を維持できると考えました。賃貸物件でも輸入住宅のテイストが味わえる、雰囲気を感じていただけるような空間つくりに努めました。